琉球新報 記事詳細

日 付 2001/09/04  朝・夕刊 別刷  特集  1  1版 
見出し 稲嶺知事インタビュー/夢や希望を持って/世界との交流大切に/移民の歴史をもっと学ぼう/ウチナーンチュ大会 
本 文
稲嶺知事インタビュー/夢や希望を持って/世界との交流大切に/移民の歴史をもっと学ぼう/ウチナーンチュ大会


 琉球新報「こども新聞」の小学生記者七人は八月六日午後、県庁に稲嶺恵一知事を訪ね、普天間基地移設の問題や世界のウチナーンチュ大会、知事の一日の過ごし方などについてインタビューした。稲嶺知事は経済自立を目指す県の取り組みや、自身の子どものころの夢を紹介。目を輝かせながら熱心に話を聞く記者たちに「親を大切にしながら、夢や希望を持って羽ばたいてほしい」とエールを送った。(4面に関連)

 【浦添市立前田小5年・座波浩夏】八月六日、稲嶺知事にインタビューした。知事は「戦争の後、沖縄はとてもびんぼうだった。沖縄に暮らすのがむずかしいため、たくさんの人が移民した。でも、昔沖縄にいた祖先の人たちの事をもっと知りたいという願いがありウチナーンチュ大会を始めた」と話してくれた。
 ウチナーンチュ大会を始めて「世界に沖縄の良い所が広がっている。世界中の人たちが連絡し合い仕事を教えあったりするコミュニケーションが良くなった(WUBのこと)。海外にいる人たちでも心は通じている」とうれしそうな笑顔を見せ、ウチナーンチュ大会の効果を教えてくれた。
 現在は、「移民する人はいない。移民するのではなくて、自分がほかの国に行って、やりたい事をしに移って行く。だから移民とはいえない」と考えたように言ってくれた。
 最後に「あなたたちはまだ若い。私の人生はそう長くはない。だから小さな夢でも大きな夢でも、持つ事が大事」とメッセージをおくってくれた。
 今回、ウチナーンチュ大会の話を聞いて、これから世界の人々との交流をふかめ仲良くする事が大事と学んだ。



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