日 付
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2001/11/10 |
朝・夕刊
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朝刊 |
面
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その他 |
頁
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5 |
版
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1版 |
見出し
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声/ふる里を思う/豊見城村 嘉手苅光子/(主婦、45歳) |
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本 文
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声/ふる里を思う/豊見城村 嘉手苅光子/(主婦、45歳)
今年も世界のウチナーンチュ大会に参加する為、多くの方々がふる里へ帰って来ました。紙面でも多くの方々が紹介されました。その中に今は亡き父母が七十年以上も前に離れたこのウチナーに親の思いをかなえるため、キューバから来られたベニータ・伊波さんがいます。両親から聞かされていたウチナーの面影はどこかに見つけるのでしょう。きっと温かく迎えてくれた人々の中に見つけるでしょう。
私の妹も本土で暮らすようになって二十五年。沖縄出身の人と出会うとかならず電話を寄こします。今回も第五回WUB世界大会2001の交流パーティー会場で、わが夫の同級生を見つけたと電話をしてきました。沖縄で会えたら三十三年ぶりの再会になるようです。妹がウチナーンチュとの出会いを常に喜ぶ姿にずっとこの地で生活する私にとっては、ふる里を思う人々の心の内を察することはなかなかできません。世界のウチナーンチュ大会はふる里へ帰る思いを起こさせ、ふる里を思う人々の心を伝えるすばらしい企画だと思う。
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