日 付
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2002/03/27 |
朝・夕刊
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夕刊 |
面
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政治・行政 |
頁
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2 |
版
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1版 |
見出し
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東京発沖縄マインド/沖縄の食文化を発信/「古都首里」オーナーの高倉玲子さん/新たな店舗展開も検討 |
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本 文
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東京発沖縄マインド/沖縄の食文化を発信/「古都首里」オーナーの高倉玲子さん/新たな店舗展開も検討
イベント運営の仕事に十五年ほど携わった後、沖縄をキーワードにしたビジネスを展開したいと考え、東京都世田谷区に琉球料理「古都首里」を開店した。本土の人たちに沖縄の食文化を発信している。
首里の旧家に生まれ、幼いころから琉球料理に慣れ親しんだ。代々受け継がれてきた首里独特の宮廷料理を母親から学んだ。
「豚肉、昆布、豆腐、緑黄色野菜が沖縄の四大食品。健康、長寿と密接に結びついている。まさしく医食同源だ」と琉球料理の素晴らしさを強調する。
WUB(ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション)東京の主要メンバーでもある。昨年十月のWUB世界大会では、運営の統括責任者を務めた。
WUBで培った人脈を生かし、「沖縄長寿料理の魅力とつくり方」(仮称)と題する本をことし前半に出版する計画。「沖縄の食材、効能、調理方法、なぜ長寿につながるのかなど、掘り下げて書くつもりだ。多くの人に沖縄の食文化を知ってもらいたい」と話す。現在、新たな店舗展開も検討している。
「古都首里」は、東京沖縄県人会青年部・三線会に、けいこ場として月二回店舗を無償提供している。昨年までは、沖縄語(ウチナーグチ)を話す会の会合場所にもなっていた。沖縄への思いと探究心は人一倍だ。(東京)
(毎週水曜日掲載)
ふるさとへ一言
「ウチナーンチュの多くは沖縄の歴史、文化にあまり関心を持っていないように見える。沖縄のあふれる魅力をもっと知ってほしい。一方で、本土で就職してもすぐUターンしてしまう。独立国琉球の進取の気性を取り戻してほしい」
たかくら・れいこ 1953年6月22日、那覇市首里崎山町生まれ。首里高、目白学園女子短大卒。イベント主催運営会社・ソフトバンクフォーラムの運営シニアマネジャーを経て、97年、琉球料理「古都首里」(世田谷区太子堂2の24の6)を開店。
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