琉球新報 記事詳細

日 付 2003/02/24  朝・夕刊 夕刊  その他  7  1版 
見出し アメリカ/にぎやかに新年会/北米金武クラブ 
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アメリカ/にぎやかに新年会/北米金武クラブ


 北米金武クラブでは十六日、ロサンゼルス郊外のレストランで新年親睦会を開催した。金武町にゆかりのある人たち二百七十人が参加した。
 ジョウジ・仲間さんが全体の司会を担当し、金武クラブ安次富正信会長、北米沖縄県人会比嘉朝儀会長、元会長・現顧問の池原勲さんらのあいさつの後、未(ひつじ)年にちなんで今年百歳になる仲田カマドさんはじめ、八十五歳以上の高齢者八人のこれまでの苦労に対し感謝状が安次富会長から手渡され、ケーキ・カッティングや乾杯が行われた。
 一方、ビジネスのためアトランタからの帰りに当日の宴会に出席した金秀グループ社長でWUBインターナショナル会長の呉屋守将さんが県系人の活躍を祝福した後、「今年の八月二十九日から九月二日までの五日間、ホノルル、ハワイにて第一回世界のウチナーンチュ会議が開催されるので、大勢の参加を」と呼び掛けた。金武出身の玉城流冠千会与那嶺恵子琉舞道場門下生による琉舞「かぎやで風」で第二式が開幕。真境名本流真境名愛子琉舞道場の若い門下生の中には、仲田カマドさんの孫、ひ孫がいる。当日カマドさんの百歳を祝して、「あかたさんどち」「谷茶前」などを披露した。ハワイから娘さんがカマドさんのために特別出演し、「芭蕉布」「めんそうれー」を母親のために踊った。
 金武町から四年連続新年宴会に出席している金武町体育協会空手部長の池原英樹さんの息子秀幸さんの剛柔流空手演武や去年の百年記念祭に合わせて金武町から寄贈された獅子舞などが参加者を楽しませた。総合建設業・双葉工務店社長でもある池原英樹さんは「十年前に空手の演武者十八人を新年宴会に連れてきた。今後も金武町役場と情報交換をし、ホームステイなどを通して人材育成に協力していきたい」と抱負を語った。
 (当銘貞夫・北米通信員)



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