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日 付 2003/04/07  朝・夕刊 夕刊  その他  7  1版 
見出し 理数系人材育成を強調/高井JICA支部長が懇親会/ボランティアの招請など提言/アルゼンチン 
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理数系人材育成を強調/高井JICA支部長が懇親会/ボランティアの招請など提言/アルゼンチン


 これまで暑苦しかったが、ようやく秋らしく涼しい風にあおられ、過ごしやすくなった三月二十四日、在亜沖縄県人連合会の三幹部と三人の有志が高井正夫JICAアルゼンチン支部長から招待を受け、日本人会レストランで夕食懇親会を開いた。高井支部長は先に就任歓迎会の折、「ウチナーファン」として紹介したことがある。

 高井支部長は四月半ばごろ、JICA支部長会議で日本へ出張するが、「沖県連は母県に対し要望事項などはないかを聞くために」この会合を開いたとあいさつした。
 懇親会ではまず、アルゼンチンでのスペイン語も大切だが、あまりにも理数科系統が弱い。日亜学院に日本からそうした理数科の教師をシニアボランティアとして呼び、内容充実を図ったらどんなものかという話題になり、話が弾んでいろいろなところに発展していった。
 現在三十人ほどのシニア・青年ボランティアが活動中だが、これを五十人ぐらいにしたい。「そしてその中の十五人は沖縄県出身にしたい」と高井支部長が話した。
 またWUBアルゼンチン支部の要望として、黒砂糖製造技術者を派遣してもらえないかとか、沖県連の事務員を継続的に送っていただくようにできないかどうかなど話はやむことなく、有意義な懇親会となった。
 高井支部長はこれら要望事項をJICA沖縄センター所長に伝え、その実現に向け協力することを誓った。
(新垣善太郎アルゼンチン通信員)



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