琉球新報 記事詳細

日 付 2003/08/31  朝・夕刊 朝刊  社会  27  1版 
見出し <世界のウチナーンチュ会議>歓迎式で再会喜ぶ/社会に貢献、胸張る県系人 
本 文
<世界のウチナーンチュ会議>歓迎式で再会喜ぶ/社会に貢献、胸張る県系人


 【ホノルル29日外間聡】世界各国から約二千人の沖縄県系人が、故郷によく似た常夏の島、ハワイに集まった。海外初開催の第一回世界のウチナーンチュ会議が開幕した二十九日夜(日本時間三十日午後)、ホノルル市内で開かれたガーデンパーティー形式の歓迎式では、懐かしい親類や友人との再会を喜び、写真撮影に納まる姿があちらこちらで見られた。
 一九〇〇年、「海外移民の父」と呼ばれる当山久三率いる移民二十六人がハワイの地を踏んでから百三年余。現在は約二十三万人の日系社会のうち、県系人が約五万人を占める。歓迎式でリンダ・リングルハワイ州知事は「沖縄コミュニティーは結束が強く、ハワイ社会に欠かせない団体だ」とたたえ、県系人のハワイ社会への浸透ぶりを印象付けた。
 司会役は、州知事を八六年から九四年まで二期務めたジョン・ワイヘさん。リン夫人が県系三世で「私もウチナーンチュ・コミュニティーの一員だ」と胸を張った。
 WUB創設者で今会議の共同議長を務めるロバート・仲宗根さんは「この会議は民間が資金を出し合い、ボランティアで進めてきた。それだけ沖縄への思いが強い」と、初の海外ウチナーンチュ会議の意義を強調した。



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