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ボリビアレポート6(重田辰弥)
Sent: Monday, November 11, 2002 5:49 PM
Subject: (ボリビヤレポート6)

「民族舞踊とマイノリティー」

 今回のボリビヤ訪問で最も楽しかったのは大会初夜「サンタクルスの日本人会館」
で開かれたWUBパーティでの民族舞踊だった。南米の音楽というとあの「コンドル
は飛んでいる」でお馴染みの楽器ケナーやオカリナを思い出すだろう。当日そうした
メロディーをバックに男女二人のディエット舞踊がいくつもいくつも出て来た。これ
には平地民族と高地民族と舞踊にバレイティーがあることを知った。

 最も驚いたのはこの幾組かの踊り手は地元大学舞踊クラブのボランティーアと聞い
たことだ。
 パーティ・フイナレーにペルーから来た日系の高齢小母さん達が輪になってカ
シャーシーならぬ地元の民族舞踊を踊り始め、ついに私を含め参加者ほとんどが踊り
始めた。いつもどこでもオバー・パワーに脱帽でした。

 南米と云い沖縄と云い政治的経済的マイノリティーがしばしば音楽で席巻するのは
どういうことだろう。最近NHK朝ドラに採用された日本におけるもう一つのマイノリ
ティー奄美「シマウタ」(もともと奄美の人々が自分達の音楽を呼称したもので、元
来沖縄の人々は自分達の唄を「シマウタ」と呼ぶ慣わしはない)・メロディーの元ち
とせを聞くたびにも思う。以 上